私たちは、技術者であり、技能者でもある。そんな直営施工主体の建設会社です。
建設業界は、元請管理会社と下請け施工会社に大きく分類される産業構造となっています。そんな時代だからこそ、あえて自分たちで仕事を受注し、自分たちで計画し考え、自分たちでものをつくる事に真摯に向き合っていたい。
机上だけではわからない、ものづくりの現場がここにあります。
日々変わる現場環境に柔軟に対応し、質の高いインフラ整備の一助を担うことが、地域建設業の役目です。
豪雨、豪雪等の自然災害から、地域社会を守る為に。
安心、安全な日常の為に、裏方として活動しています。
「切る」とは、大型重機で、山肌の土砂を削り取る作業です。
大型のバックホウは、総重量20トンを超えるボディから、太いアームを伸縮させることで、1日に300立方メートルもの土砂を削り取ります。
「盛る」とは、土砂を層ごとに積み上げていく作業です。
掘削によりほぐされた土砂を、数十センチの厚みに敷均し、転圧機械にて締固める事で、強固な盛土を形成します。
「叩く」とは、岩塊や岩盤を切りつける作業をいいます。
バックホウに大型ブレーカーを装着し、油圧の力でノミを岩盤へねじ込んで、大きな岩盤を破砕していきます。
「走る」とは、ダンプトラックにて、土砂や砕石等を運搬する事をいいます。
ダンプトラック等の大型車両は、車幅2.5メートル、長さ7メートルにも達し、その巨体を自由に操る技術は熟練の技です。
「組む」とは、コンクリートを流し込むための箱を組み立てる作業を言います。
型枠の出来が、ものづくりの品質を決めるため、ミリメートルでの調整を要し、かつ、コンクリートの2.35トン/1立方メートルを超える過重に耐えうる頑丈さが必要です。
「打つ」とは、型枠等へ生コンクリートを流し込む作業をいいます。
生コンクリートは、字のごとく生である為、大変デリケートな材料です。硬くなるまで、数十日の時間を要し、じっくりと強度を発現していきます。コンクリート打設では、外気温、天候、生コンクリート温度、十分な締固め作業、夜間等の保温等を十分に行うことで、高品質なコンクリート構造物を構築できます。
「おさえる」とは、熟練者によってコンクリートの表面を平滑に仕上げる作業をいいます。
1㎜の厚みにもみたない金鏝で、幾度も擦りおさえる事で、表面を平滑にかつコテの痕すら残さない緻密な仕上げを施します。
「はる」とは、アスファルト合材を敷均し転圧しながら、アスファルト舗装を構築する作業をいいます。
アスファルトフィニッシャーで敷き均すアスファルト合材は、160℃にもなり通常の靴で踏めば溶けて火傷をおってしまうほどです。アスファルトを道路勾配に合わせ敷き均し締固める作業は熟練の技でおこなわれ、数百メートルに及ぶ黒く平滑で強固な道路がつくられます。
「測る」とは、測量機器を使用し、構造物の位置や高さを計測する作業をいいます。
毎日通る道路や橋等のインフラストラクチャ―は、ミリメートルの寸法で管理されています。その精度は高い測量技術によって支えられています。
「吹く」とは、橋等のコンクリートの欠損部に、セメント等を吹付ける事をいいます。
当社では、ドイツSto社の乾式吹付け工法を使用し、粉体のポリマーセメントを欠損部に高速で吹付ることにより、コンクリート補修を行っています。長距離圧送も可能であるため、施工箇所が200メートルを超える場所でも施工が可能です。